食いしばりのお話Blog
皆さん、こんにちは(^O^)/今回は”食いしばり”についてお話したいと思います。
気がついたら”食いしばり”をしてしまっている方も多いのではないでしょうか?
”食いしばり”は無意識にしてしまう事が多い癖です。”食いしばり”は自分自身が思っているよりも相当強い力でしてることが多く、歯や歯ぐきを痛める事があります。
また、肩こり・頭痛など、思いもよらない症状を引き起こしている事もあるのです(>_<)
★食いしばりとは?★
食いしばりとはクレンチング症候群ともいわれ、上下の歯で強く嚙合わせる事です。通常上下の歯は1mm程度隙間を開けた状態で保っているのが正常です。奥歯が常に接触しているようであれば食いしばり傾向かもしれません💦
★食いしばりの原因★
精神的要因
食いしばりの主な原因は、ストレスや緊張です。ストレスがあると交感神経が優位になるので、口の回りの筋肉が緊張し、食いしばる状態になりやすいのです。逆にストレスを緩和するために食いしばりをしているという考え方もあります。
物理的要因
嚙合わせが悪く、低い部分や高い部分があると、しっかりと噛むことが出来ずに能が噛む力を強くしようと働きかけ、その結果、食いしばりの力が強くなる事があります。
★食いしばりが原因で起こる症状★
お口の周囲に起こる症状
・歯が割れたり欠けたりする
・歯がすり減る
・歯がグラグラする
・歯が移動する
・骨隆起ができる
・知覚過敏が起きる
・歯髄炎が起きる
・歯周病が悪化する
・顎関節症になる
全身的な症状
・頭痛
・首や肩のこり
・表情筋への影響
★食いしばりを治す7つのこと★
1.マウスピース (重要!)
歯科医院で歯の型を取り(保険適用)自分専用のマウスピースを作成し夜寝ている間に装着して、寝ている時の無意識にしている食いしばりを防ぎます。市販のものもあるようですが歯並びが動いてしまうような危険性もある為あまりオススメしません。
2.噛み合わせの調整
噛み合わせが悪く高い部分や低い部分があると食いしばりを助長さ せてしまう事があります。歯科医院で噛み合わせのチェックと調整を行うと良いでしょう。
3.全身のストレッチ運動
首・肩・手足・腰などを伸ばす運動をし筋肉の緊張をほぐしてみましょう💪
4.頬杖などの癖を治す
頬杖は顎に負担をかける癖です。顎関節に偏った力がかかり、嚙合わせが悪くなり、食いしばりを助長させてしまう事があります。
5.イメージトレーニング
自分で上下の歯と歯を合わせないように意識するようにしましょう。
舌を上の前歯の後ろに置くようにしてみて下さい!(^^)!
6.脱力運動
肩の上げ下ろしを力を抜いてしてみましょう!
7.寝ている時の姿勢を改善させる
横向きで寝るのは片方に力がかかるので上向きで寝ることをお勧めします!
いかがでしたでしょうか。食いしばりの癖は、歯や歯ぐき・顎関節を痛め、様々な悪影響を及ぼします。また、口の周囲の筋肉にも影響が及ぶため、頭痛や肩こりなどの全身症状を引き起こす事もあります。
食いしばりはストレスなど、様々な要因が重なり発生します。
食いしばりをしていると感じている方は、早めに歯科受診をすると共に、食いしばりを治す7つの方法を試してみましょう!
監修者情報
そめたに歯科クリニック
院長・染谷 真央
(そめたに まお)
当院は患者さまのお口の健康を守るために「通いやすい歯医者さん」を目指しております。
虫歯治療やお子さまの治療、矯正やホワイトニング等も様々な治療を取り扱っておりますが、
当院ではまずは「歯を悪くしないこと」を一番大切にしており、予防やメンテナンスに特に力を入れています。
歯科治療を通して、患者さまの「人生を応援する」という理念のもと、永く健康なお口でいられるようサポートさせていただきます。
詳しくはこちら